Super English
大学入学共通テスト対策塾

News & Blog お知らせ・ブログ

東大は絶対入試をやります!

Nov. 18, 2020 その他

ある雑誌で東大の入試担当理事である副学長が「共通テスト中止でも、東大入試はやる!」とインタビューに答えていました。コロナ禍の中で並々ならぬ決意です。

問1:新テスト実施や新型コロナウイルス感染は、東大志願にどう影響するか?
安全志向や地元志向が強くなる可能性はある。しかし、東大だけで日本がもっているわけではない。優秀な生徒が他の大学に行くことは、国全体の視点からすれば、悪いことではない。

問2:それでもどんな学生に志願して欲しいか?
ボストコロナをどうするか?が今後の課題となる。従前の価値を壊し、新たな未来を創造してくれるような、そんな学生に来て欲しい。

問3:感染が想定以上に拡大した場合、入試の中止はあり得るか?
一般入試も学校推薦型入試も中止しない。東大はかつて学生紛争で入試ができなかった苦い経験がある。今回は最後までやり切る覚悟だ。他の全国立大学が中止したら考えざるを得ないが、東大を目指す生徒を見捨てることはできない。

問4:具体的にはどういった対応を考えているのか?
消毒液の設置やソーシャルディスタンスを取った席の配置など、やれることは、全てやる。最悪の場合、共通テストが実施できなくなることも想定しているが、東大の入試はそれでも行いたい。

問5:授業の進度が遅れている学校もある。出題で配慮するのか?
出題方針に変更はない。東大の試験問題は知識ではなく、知識を基にした思考力を問うものになっている。高校などにアンケートを取り、遅れは夏休みを通じて取り戻したと聞いている。再び遅れるような事態が起これば、また考えたい。

問6:東大は大学院入試ではオンライン入試を実施した。学部入試ではどうか?
大学院入試では想定外の問題も起こったが、全て対応できた。その自信はあるが、一般学部選抜では1点刻みの入試のため導入できない。パソコンが利用できるレベルに地域格差、学校格差が歴然とある。現時点で公平な実施は無理だ。推薦型の面接も対面でやる。感染拡大で東京に来ることができない状況になれば、オンラインも考える。

今年の東大志願状況は、文科類で文2、理科類で理2が人気とのこと。早稲田アカデミーによると「最近の東大生は外資系などの大企業を目指す動きが強い。そういった企業への就職を考えると、経済学部進学課程の文2が有利と考えるのでしょう」また駿台教育研究所は「理2人気の背景には、薬学・農学系への関心の高まりがある。コロナの影響で薬学に受験生の目が向いている。また、今後は食糧問題も重要になってくるため、農学への関心も強い」

今年は安全・地元志向や浪人生の減少で競争は緩和しそうだ。また、18歳人口も減少期に入っており、かつてと比べ、東大に入りやすい状況だ「今年は努力が実を結びやすい状況。現役生は果敢に挑戦して欲しい」と大手予備校は言っています。