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大学入学共通テスト対策塾

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スモール・スクールの時代

Mar. 12, 2021 その他

知識重視だったセンター試験から思考力・判断力を測る大学入学共通テストに変わり、従来型集団授業の一方向の講義による学習効果が薄れています。フランチャイズでの勢力拡大が著しい映像授業も結果的には講師の授業を見るだけですから同様の悲しい結果となっているようです。

当塾にも林先生で有名な衛星予備校の受講生が何名かいますが、映像授業を見るだけで成績が上がった話はあまり聞きません。むしろ最低限の講義をとり、自習室や全統高テストなどの模試を利用する目的の子が多いです。では、稀に存在する成績を伸ばす子はどのような生徒なのでしょうか?映像授業も含め講義型授業でできるようになる子は、講師の説明を聞きながら一緒に自分も解き、頭の中で計算もしているのです。

できる子は、頭も一緒に動いて自分も解いているのに対し、できない子はただ説明を聞いているだけです。問題集も模試も解答解説をなぞって「できたつもり」になりますが、それではテストなどの初見問題ができるようになっていません。要は能動的に勉強しているか、受け身で聞いているかの違いです。

大手塾の講義式の授業も映像授業も「一方向」の授業です。この一方向の授業で効果を得るには一緒に解けることが必要です。ここでの問題は一緒に解けない子でも解説を聞くと「わかった気分」になってしまう点です。しかし、試験で初見問題を解けるレベルには至っていません。

当塾では1クラス3名の探求型授業を行います。今年東大の推薦入試で全国最多3名の合格者を出した山形東高校なども生徒自身に問題の解き方を考えさせる探求授業で力をつけています。特に視聴覚に訴えなければならない英語の場合、少数精鋭クラスで生徒自身に速読させリスニングさせるアウトプット型授業は、意識の高い同級生とのポジティブな化学反応も生み、学習効果が大きいです。

塾側の経営面ではできるだけ多くの生徒数を1つの部屋に詰め込み一斉授業を行う方が会社としての利益率が高いのは言うまでもありません。結果、多くの大手塾は「数」を追い求めます「教育はお金儲けでは割り切れない部分がある」と信念を持つ当塾は、敢えてスモール・スクールであることを貫きたいと思います!