Super English
大学入学共通テスト対策塾

News & Blog お知らせ・ブログ

英語教師の実力向上が課題!?

Mar. 22, 2020 その他

先日、英語教育と評価や課題を議論する大規模な国際会議が横浜市で開かれた。ブリティシュ・カウンシルの主催で、今回は2020年度の大学入試改革に合わせ、日本で開催されたが「日本でも早く4技能評価を」との意見が出たようです。まもなく新しい英語入試の議論が始まりますが、時代遅れのコンテンツが多い教科書、大学の英語教員養成課程など、生徒が使える英語力を身につける障害となっている様々な問題点を見直す良いタイミングだと思います。

この全体会議で英語民間試験の活用見送りを主張していた全国公立高校長協会の会長が、今回の英語民間試験導入見送りなど日本の英語教育が直面している課題について説明「スピーキングを教えられる教員が少ないなどの現実と理想の間を埋める準備期間が必要。国内外の導入事例も検証し、みんなが納得できる入試をすべきだ」と話した。

ブログが炎上するのが怖くて今まで封印していましたが!?公立高校のトップが本音を暴露してくれたので敢えて言わせてもらいます。日本の学校や塾で教える英語講師で「英語が本当にできる人は少ない」のが現状なのです。大手予備校の採用試験でもリーディングは何とかクリアできても、「リスニングや自由英作文レベルのライティング教えられますか?」で数名になり、「スピーキングも教えられますか?」で誰もいなくなるそうです。

英検準1級のリーディングで生徒と一緒にPISAで上位のフィンランドの教育システムについての記事を読みました。フィンランドでは教育学部が最難関学部で、優秀な教員を集めるために高給を出しているとか。英語ならせめて東京外語、上智、ICU、最低でも阪大外国語学部(旧大阪外大)の英語学科卒レベルの講師に就いた方がいいと思います。法学部や経済学部卒の畑違いの人が文法論、音声学、言語学の基本理論を習得してるとは思えません「とりあえず英語」で専門外の人が教えているケースが地方の大手塾では多くみられます。

日本では教育学部が他国と比べて低い地位にあり、教員になる人も上位の人とは限りません。せめて教師自身がもっと自己啓発し、英検1級やTOEICにチャレンジするなどして欲しいものです。私は自分が最強の英語講師だなんて思ってはいません。東京の上智外英の後輩は、東大理系とハーバード・MITなどにW合格し、東大を蹴って米国のトップ大学に進学するような生徒を教えています。

「現状よりマシな英語教育を行い都会と地方の英語教育格差拡大にストップをかけたい!」そんな想いで20年以上暮らしたアメリカから帰ってきました。 時間はかかりましたが手塩にかけて育ててきた生徒さん達の模試結果が伸びてきて、かなり手ごたえを感じ始めています。これから10ヶ月間、来年1月16日の第1回大学入学共通テスト1日目、最終科目で行われる英語110分に向け、全力で駆け抜けてまいります!