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全国共通テスト模試を解き比べてみると

Oct. 25, 2020 大学合格戦略

日曜クラスには朝8時から来てもらいギリギリまで対策後、全国統一高校生テスト(共通テスト型)及び河合塾共通テストトライアルの受験に送り出しました♪大学入試英語を解くのが大好きな講師は、大手予備校の模試を受けた生徒さんに問題を寄付してもらい、毎回出題傾向を分析しています。これまで実施された全国模試は、ほぼ全て解きましたが良問だったと思う順に並べてみると

1.全統模試(河合塾)
・全統高3共通テスト模試
・全統高2共通テスト模試
・河合塾共通テストトライアル
★河合塾は各教科の講師をチーム編成し、半年かけて丁寧に共通テスト予想問題を作問します。概ね無難な内容で安定感があったのですが、最後の共通テスト対策パックでリスニング第3問を「2回読み」のままCD録音していたのは残念でした。

2.進研模試(ベネッセ)
・進研高3マーク模試
・進研高2共通テスト早期対策模試
★出題傾向はオーソドックスで、196点(全国23万人中29位)と塾生の外部模試最高点が出ています♪全く同じ模試なのにベネッセのHPではベネッセ・駿台マーク模試、駿台のHPでは駿台・ベネッセ共通テスト模試と記載されているのが不思議?何か2社の間でマウントの取り合いしている感じですね。

3.駿台模試
・駿台ベネッセ共催共通テスト模試
・駿台高3共通テスト模試
・駿台高2共通テスト対策模試
★駿台の作る問題は難し過ぎで、マーク式の模擬試験として適切なのでしょうか?駿ベネ共催共通テスト模試は進研単独の共通テスト模試より難化し全統模試を上回ります。

4.代ゼミ模試
・高1・高2全国共通テスト模試
★2014年に岡山校を含む全国14の直営校舎を閉鎖した代ゼミの模試は1万人も受験していないようですが、高1・高2向けなど共通テスト模試には力を入れています。大学入試センターのプレテストより設問数が少なく、やや軽量級の感がありますが、問題は他校より独創性に富んでおり、特に「ストーリー性のある」長文問題は質が高いので毎回読むのを楽しみにしています♪

5.東進模試
・全国統一高校生テスト(年2回)
・共通テスト本番レベル模試(年4回)
・センター同日テスト(共通テスト型)
★回数だけは圧倒的に多い東進模試ですが、問題の質は?です。共通テストで9割取れない一因となった複数回答問題も作るのが面倒くさいのか?「2つの選択肢を選べ」とやっつけ仕事ですが、速読力でR97点(全国25位)とった塾生も出ました♪一方、リスニングは倍速ですか?というぐらい高速で流され、速さについていけない受験生が続出しています。

これだけ多くの共通テスト予想問題を解くと、リスニングなど音声が流れる秒数まで脳内に刻み込まれてしまいます「センター英語と同じマーク式なのでほとんど変わらないよ」とか言っている先生方、自分自身で解いてから言って下さいね。数学や理科等と違い英語は英検やTOEICなど実力を測れる資格試験があるので、教師のレベルも客観的に評価できます。難関大学入試レベルを教える先生方はせめて英検1級やTOEIC990点満点ぐらいは取得して品質保証してもらいたいものです。