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河合塾合格ボーダーの定点分析

Jan. 21, 2022 大学合格戦略

入試改革の2年目のジンクス通り難化した第2回共通テストであるが、その度合いは半端なく、数学IA、化学、生物など計7科目で前身のセンター試験を通じて過去最低の平均点を記録した。特に理系科目の急落が凄まじく、数IAで20点、生物で24点下がった。去年平均点が高かった生物と得点調整対象になった化学はさらに下落して過去最低を更新した。

一般に英語教師の多くは文学部英文学科卒の文系だと思うが、講師は米国のパブリック・アイビーと呼ばれるカリフォルニア大学で統計学を駆使した国際ポートフォリオ理論の研究で修士を取り理系脳なところがある。各予備校の合格判定データが毎日更新される今の時期は分析大好きな統計オタクの腕の見せ所だ。

河合塾の共テ50%合格可能性得点率は毎回全統模試が終わる度に更新されるので最後のセンター時代から定点観測しているが、今回の難化で壊滅的に下落していた。ではどの上位層までが耐えられたかと最難関学部に注目して共テ直前と直後の比較をしてみると、

東大理3:91%→88%(マイナス3%)
京都医:90%→85%(マイナス5%)
大阪医:89%→84%(マイナス5%)
岡山医:86%→79%(マイナス7%)
東大文1:89%→81%(マイナス8%)
東大文2:89%→81%(マイナス8%)
東大文3:88%→81%(マイナス7%)

日本最高難度の東大理3でも3%ダウンだが比較的傷は浅い。西日本最高難度の京都医・大阪医でも5%ダウン、中四国トップの岡医に至ってはマイナス7%も叩き落とされている。岡山医は今年から2次比率を7割まで上げたので、駿台偏差値70以上、記述力に自信がある全国の受験生が落としてくるだろう。英・数・理400点ずつ計1200点の深い2次配点、難化する数学と自由英作文を含め採点の厳しい英語の失点差で最後まで合否がもつれる激戦になると予想される。地域枠の基準点を780点に設定しているが、そんな高得点が取れた推薦出願者がいたのだろうか?

東大でも文1など文系学類は理系学類より下落幅が大きいのは、文系でも課される数IA、数IIB、生物基礎での大失点が原因だろう。注目されるのは共テ得点率で文2が横浜市立国際商B方式に、文3が東京外大英語学科にトップを奪われたこと。東京外大の共テ配点は数学1科目受験で50点まで圧縮、横浜市立は共テは文系科目のみなので数学2科目によるダメージが少ないのが原因だ。

或る国公立医学科志望者が多い私立校で自己採点会が開かれたが、あまりにも酷い結果にすすり泣きも聞こえていたようだ。中・高と6年間一貫教育で先取りしてきて、数学・理科で6割も取れないなんて…駿台はセンター試験を含めても「史上最高レベル」のマーク式入試と評する。 共通テストは元々平均点を50%程度にするコンセプトであり、昨年はコロナ禍で休校措置の影響を受けた現役生に配慮して易しくしただけで、今年度が本来の姿であるとすれば。来年も易化するとは限らないだろう。情報の追加など入試改革第2弾が始まる25年度までは落ち着かない入試が続くことが予想される。