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国公立医学科を目指す女子さん達の戦い方

Mar. 09, 2022 大学合格戦略

お向かいの高よびさんや地元の予備校さんが共通テストのみで合否が決まる国立大学地域枠推薦合格者を広告塔に新聞広告でガチンコのバトルを展開しているが、予想以上に女子の合格者数が多いのに驚いている。広大福山の2名が岡山県枠、広島県枠どちらで合格したのか不明だが?今年の岡山大医学科岡山県枠合格者は4名全員浪人の女子だった可能性もある(推薦の共テ基準点は去年の780点から720点に緩和)。両予備校が公表した岡大、広大医学科の地域枠推薦及び自治医大合格者の内訳は、

★岡山大学医学科(岡山県枠4名+広島県枠2名合格者中)
岡山朝日女子2名、 倉敷青陵女子1名 、広大福山女子1名・男子1名
★広島大学医学科(広島県ふるさと枠18名合格者中)
広大福山女子1名
★自治医科大学医学部(岡山県枠2名中)
岡山朝日女子1名(もう1名は当塾の広大福山現役男子)

各予備校は合格確率を高めるために、その多くが1浪までしか対象とならない国公立大医学科の地域枠推薦に加え自治医大、防衛医大なども併願させ受験機会を増やさせる。あとがない浪人生自身も「医学部卒後9年間の地域医療従事義務」に躊躇せず、地元の国立医学科地域枠に積極的に出願する人が多い。

出身県で親元の近くで働きたい人、個人病院を継がなければならない人など、一般枠で合格できる学力がありながら地域枠を選ぶ受験生が一定数いるが、特に女子生徒のやる気を感じる。来年以降緊急医療枠で増員されていた地域枠の定員が削減されると、これらの層が一般枠に流入し更に競争が激化するだろう。

ある予備校では自治医大集団面接そのものをシミュレーションし、香川県などの2次面接はその予備校生同士のグループだったと聞く。組織的に対策してこられると個人で勝負する現役生は厳しい。浪人生の壁が厚く毎年のように自治医大合格者を出し10年間で計16人も合格させてきた広大福山でも当塾の男子君がわずか4人目の現役合格者だった。

国公立医学科を志望する女子さんの戦い方は男子とは異なる。キーワードは現役志向・先行逃げ切りだ。昨年卒業生200名で国公立医学科現役合格者61名を出した久留米大附設高校では女子の現役合格率は35%(28/80名)と男子の27%(33/120名)を上回る。男子が浪人覚悟で旧帝の九州医に特攻するのに対し、女子は旧六の熊本医・長崎医、隣県の佐賀医・山口医などに手堅く現役合格するからだ。また男子は部活を終えてから体力に任せて追い上げてくるので、こつこつ型の女子さんは早くから先行して逃げ切る場合が多い。

受験者間の差がない理系最難関の国公立医学科に現役で合格するのは至難の業だが、戦略次第ではチャンスをとらえることができる。但し、共通テストでの得点が必要条件、個別試験が十分条件となる。共テが取れれば学校型推薦、一般選抜(前期・後期)共に選択肢が拡がるので、まずは共通テスト必勝で挑んでいきたい!