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難易度さえも未知数なんて!?

Apr. 22, 2020 大学合格戦略

1月から2月にかけて実施された河合塾全統、進研高2共通テスト模試を終え、センター試験からどれくらい合格目標点が下がるのかドキドキしながら待っていましたが、最も信頼できる河合塾から「6月中旬まで共通テストベースの合格ボーダー得点は出せません」とのお知らせが!?

岡山・徳島の私立一貫校が校内受験した全統高2共通テスト模試では、昨年同時期に行われた高2センター模試以下の、しかもかなり低い得点率だったので各大学の合格難易度データに40年ぶりの大きな変化が起こることが予想されます。

得点分布図を分析して驚きました。中四国の国立医学科でも総合点で8割(720/900点)以上取れている人数が、岡山医はさすがに30名以上がひしめいていましたが、香川医で4名、鳥取医で1名、高知医にいたってはゼロでした!?共通テスト第1期生の皆さん、新傾向の思考力問題に予想以上に苦戦しています。センター時代東大志望者の目標だった9割以上など、ほんの一握りの人たちしか取れなくなるでしょう。

一部だけ思考力型に傾向が変わった最後のセンター試験でさえも、初見問題に対応できなかったのか、岡山大医学科の県内生合格者の割合がとうとう1/4を切り、公立伝統校及び私立トップ校の国公立医学科合格者数も前年比で7名ずつ減りました。主要科目である英・数・国の傾向が大幅に変わる来年の共通テストでは一体どうなるのでしょうか?

おそらく河合塾は浪人生も参加する5月の第1回全統共通テスト模試の結果で共通テスト基準における初めてのボーダーラインを発表するのだと思います。今年はコロナ騒動で大都市圏の高校のみならず岡山でも各高校はGW明けまで休校になるなど大変な状況です。その上志望大学の難易度も未知数なんて受験生の皆さんは本当にかわいそうです。

幸いにも2名から3名の少人数制クラスで授業を継続できている当塾では生徒さんに「自分のコントロールできることにはとにかくベストを尽くそう!」と励ましの言葉をかけています。できることしかできませんので。この試練を乗り越え(Let’s weather this storm!)、来年の春には生徒さん全員の努力が実を結ぶことを切に願っています。