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大学入学共通テスト対策塾

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共通テストで大きく広がる学力格差

Oct. 11, 2020 英語テスト

来年1月に初めて実施される大学入学共通テスト、最終日の集計で約51.5万人が出願。現役生は44.1万人、浪人生ら(再受験生含む)が7.4万人。昨年と比べ、出願者は約1.6万人少なく、現役生は微減に留まったものの浪人生らが大きく減っています。昨年は「共通テストを受けたくない!」と超安全志向に走った人が多かったので、今年は数十年ぶりに現役生のハンデが少ない入試戦線になりそうです。1次マーク試験の難化と共に、現役有利の展開は当塾の想定通りの展開となっています♪

コロナ禍での休校期間中に自宅受験した人のカンニングもあったのか?集計データにノイズが出た第1回模試は参考程度に留め、全国で36万人以上が会場受験した第2回全統共通テスト模試の成績統計資料データが発表されました。2月の高2共通テスト模試のデビュー戦に続き、これまたショッキングな結果でした!

昨年同時期にセンター試験型で実施された全統高2マーク模試の偏差値と比較すると、下記の通り全ての科目で共通テスト型の満点偏差値が上がっています。
英語リーディング:71→共テ型75
英語リスニング: 76→78
英語総合:72→78
数学IA:75→80
数学IIB:73→77
物理:68→81
化学:77→83
生物:83→87

理系5教科7科目型だと9割(810点)以上が全国13万人中わずか229人で偏差値78、8割(720点)以上も3769人しかおらず偏差値70以上出ています。数学、理科、社会も偏差値80を超え、全ての科目、受験型別で、センター型マーク模試ではありえなかったぐらい偏差値が爆上げしています。つまり、共通テストではセンター試験より受験者間の差が大きく広がることを示唆しています。

最も驚いたのは地理で100点満点が全国わずか8名で偏差値94!生物も満点は9名しかおらず偏差値87も出ていたこと。駿台残酷模試ですか?って感じでした。講師は現役時代、英語よりも地理・世界史の方が得意だったのですが、大好きな地理はどんな模試でも95点切ることはなかったので、全統共テ模試だと偏差値90超えていましたね♪

予想通り、共通テストですごく格差が広がりました。当塾では1次マーク英語で「新たに生まれた差」を積極的にとりにいきます。各高校で冬休み頃から共通テスト講習が始まりますが、残念ながら英語は直前対策が効かない傾向に変わりました。難度が上がるリスニングを聴く力や分量の増える長文を速く読む力を直前数週間で伸ばすのは不可能です。うちの高3生は地道に高2の1学期から1年半余りかけて、英語耳や論理的思考スピードを鍛え上げてきました。今までコツコツ積み上げてきた自らの努力を自信にして、共通テスト本番では生徒さん全員に自己ベストを更新して欲しいと願っています!