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共通テスト英語とは何者か?

Jan. 05, 2022 英語テスト

大学入学共通テストでは大学教育の基礎力を高校の学習指導要領において育成することを目指すことを踏まえ①知識の理解を問う問題や、②思考力、判断力を測る問題作成となるが、これは一体どういうことを意味するのであろうか?

その答えの一つは出題内容・形式が一定しないことである。例えば、E-mailの通信文が毎回出題されたりはしないだろう。仮に似た出題がされた場合でも解答に要される言い換えなどの語彙力問題から、文脈による内容把握力問題へ変更されることもあるだろう。つまり、数年単位でみれば似た内容、形式での出題はあり得るが、毎年同じような問われ方はしないことが予想される。

大学入学共通テストの前身のセンター試験では、出題内容・形式が例年似通り「このような出題では、こう解く」といった過年度の解答パターンがそのまま使える問題も少なくなかった。一方、共通テストでは、そのような対策では効果がなくなり、受験生の思考力がより問われる試験となったのである。

設問が問う内容から正解にたどり着くまでのカギを問題毎に理解し、紛らわしい選択肢にも惑わされることなく正解へとたどり着かねばならない。センター英語であった発音・アクセント、文法など知識系の問題が姿を消し、図表を用いた情報処理系の問題が増え、純粋な英語運用能力が問われる試験になっている。

リスニングは配点が50点から100点に増え大幅に難化したが、リーディングも80分という厳しい時間設定から、従来以上に「思考慣れ」を意識し瞬発力を養い、様々なタイプの問題・出題形式に触れることが必要となる。大量のアウトプット演習を通して頭・耳など身体にしみ込ませるやり方が有効となるだろう。

山陰の予備校が浪人生の共テ英語得点を開示していたが、国立医学科合格者でも英語は8割程度にとどまっていた。センター英語時代は190点手前取れていたが共通テストに変わり30点は落ちている。お向かいのT予備校でも共テ800点以上の医学科合格者は1ケタのみ、900点総合でセンター試験から50点以上は落としており、共通テストはまさに入試改革を体現している。塾生には多様な実戦演習で養った本番力、初見問題対応力で「新しく生まれた差」を積極的に取りにいってもらいたい。