23年度版の共通テスト英語問題集レビュー

河合塾・駿台の2大予備校及びZ会が2023年度版大学入学共通テスト問題集を発売しましたが、22年度本試・追試に準拠したオリジナル問題が少ない手抜き問題集でした。どこも面倒くさい共テ形式の英語問題を新たに作問する気がないようですね。大手の共通テスト予想問題集を使えない順に並べると、

教学社2023共テ過去問研究(赤本)
他社に先駆けて赤本の教学社が出版。オリジナルの実戦演習問題に期待していたが、リスニングもリーディングも去年の使い回しで今年の本試ベースではなく、センター試験の過去問でページ数を稼いだ、分厚く重たいだけの手抜き本だった。

河合塾2023共テ総合問題集(黒本)
リーディングもリスニングも21年度第1日程ベースの全統共通テスト模試4本と、今年の共通テストの本試しか掲載されてない。最新の本試を問題研究して作問したオリジナル問題がゼロというのは大手予備校としていかがなものか？河合塾の問題作成者のやる気の無さを感じる。

Z会2023共テ実戦模試(緑本)
2年前に群を抜くオリジナル問題の数と質で他社を圧倒したZ会の共通テスト実戦模試に期待し、丸善の岡山本店まで走ってゲット！問題分析したが、残念ながらリーディング・リスニング共オリジナル問題5つのうち3つは過年度の使い回し。新作2問も「試行調査」型を混ぜた手抜き問題でガッカリ。

駿台2023共テ実戦問題集(青本)
去年までは河合の黒本と同じく、駿台または駿台ベネッセ共通テスト模試の使い回しだったが、今年はオリジナル予想問題が3回分新作されていた！多忙な中、面倒な共通テスト予想問題を作問してくれた駿台講師に敬意を表したい。

河合塾、そして頼りにしていたZ会までもが「手抜き」教材ラッシュで受験業界の拝金主義には辟易したが、めげずに入試英語オタクの講師は、駿台・Z会の新作オリジナル問題を速攻で解き、これまでに世に出た共通テスト予想問題の分析も130題を超えました♪

誰よりも共通テスト英語を解き分析していると自負する講師は「日本最速」で各社の共テ実戦問題集についてアマゾンにレビューを書かせていただいています。 これから全統・駿台プレなど本番直前の共通テスト模試への対策プランもほぼ完成させ、高3生の現役合格に向けて実戦演習を中心に全力で仕上げてまいります！