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センター試験に戻せない理由!?

Mar. 01, 2020 英語テスト

1月に私立トップ高が受けた全統高2共通テスト模試から、東進センター同日、代ゼミ高2共通テスト模試、そして2月に公立伝統校が受けた進研高2共通テスト模試、東進共通テスト本番レベル模試、加えて駿台講師が出した共通テスト対策問題集と共通テスト模試を8本連続で問題分析して少しお疲れ気味の講師です。世に出された共通テスト予想問題も20本を超えましたが全て満点でした♪駿台共通テスト対策模試だけは手に入らなかったので、どなたかご寄付いただけませんか。

共通テスト反対派の中には問題の形式・配点なども全てセンター試験に戻せという過激な意見を持つ人もいるようですが、次の理由から無理な話です。

①再利用できる予備のセンター試験問題は存在しない。
毎年、大学入試センターは本試験・追試験のセンター試験2セットを作成してきましたが、使用されなかった問題は廃棄されるため、センター試験問題は残っておらず、今から通常2年かけて作問するセンター試験を作る時間はありません。

②作問委員の変更が間に合わない。
問題作問のために国公立私立大学の教員が集められ、約2年かけて出来上がった問題は大学入試センターの各教科科目委員会で学識経験者などの約100人によって点検される。もし、共通テストを延期しようとしても委員の変更はできないし、例年試験前年の夏頃には問題の点検・校了は終了しているので、もうセンター試験に作り直す時間はありません。

③共通テスト実施のために組織を改編済みである。
大学入試センターは既に新テスト実施企画部を新設し、実施方法グループ、作問グループ、英語4技能試験グループなどの組織を立ち上げている。今更センター試験のための組織に改編することは物理的に不可能。

④そもそも共通テスト本体には、指摘を受ける問題点がない。
英語民間試験には、地域性や経済格差の問題、国語・数学の記述式には公平な採点、自己採点の困難性という問題がありました。しかし、共通テストの問題作成のコンセプト、問題の形式、配点にはそれらの問題点は存在しません。

反対派も思考力の強化という問題作成のコンセプトにまで反論するのは無理筋だし、野党も大学入試の問題傾向にまで政治的干渉するこはできないだろうと思います。既に共通テストに備えて勉強している受験生(うちの生徒さんもそうですが)や高校も多いのですから、その生徒さん達の努力が無駄になってしまっていいのでしょうか?センター試験を続行する方が、入試の方針変更を事前公表する「2年前予告ルール」に違反するのでは。

センター試験を信仰する高校や塾の先生の中には、新しい入試に対応するのが面倒とか!?リスニング力や長文速読力がより必要になる英語では「教える能力が足りない」何ちゃって講師もいそうな感じもします。人間の仕事がどんどんAIなどに置き換えられていくシンギュラリティの時代に40年間も変わり映えの無い知識偏重問題を既得権者が守り抜こうとするのは残念ですね。

新型コロナウィルス心配ですね。当塾でも机・椅子のアルコール消毒など生徒さんの感染防止を徹底しています。集団授業とは違い最大3名の個別授業に近い少人数制クラスですので集団感染リスクも低く、春休み中も通常授業を続けております。スーパーイングリッシュで共通テスト英語にチャレンジしませんか!