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大手の共テ問題集も手抜きとは!?

Jul. 01, 2020 英語テスト

そろそろ駿台の青本、河合塾の黒本の共通テスト対策問題集が出揃う時期なので、勇んで大手書店に買い出しに行きました。が!あまりに手抜きを感じさせる内容だったのでガッカリしてして帰ってきました。

1.駿台共通テスト対策問題集(マーク式実戦問題編)
リスニングも、リーディングも共通テスト型のオリジナル問題は2月に実施された駿台高2共通テスト対策模試のみ。リスニングの残りは試行調査1回分とセンター型の駿台マーク模試過去問、リーディングの残りは試行調査2回分とセンター過去問から抜粋してきた問題でごまかしていました。センター筆記第4問Aグラフ問題、同B実用文問題、第6問の論説文問題は当塾でも利用していますが、第3問の発言要約問題は共通テストに全く関係なく、第5問の物語文は、国語の小説文と共にプレテストでは出題されなくなっています。

2.河合塾共通テスト総合問題集
河合の問題集は逆にリーディングでオリジナル問題4つ作問されていましたが、リスニングのオリジナル問題は2月の全統高2共通テスト模試のみ、残りはセンター試験過去問11回分(駿台のように抜粋もせず)という超手抜き問題集でした。

残念ながら二大予備校も苦労して共通テスト問題作る意欲を感じませんね。無理して駿台のリスニング予想問題4つと河合塾のリーディング予想問題4つを組み合わせれば4ペアできるかも?と期待していましたが、河合塾に輪をかけた面倒くさがりの駿台の手抜きで企画倒れに終わってしまいました!?

講師はこれまで世に出された40近くの共通テスト予想問題を全て解き分析してきましたが、長い英文を読み切り、聞き取るスタミナを養成するためには本番のテスト同様「80分のリーディングと30分のリスニングを通しで実戦演習する」のがベストであるという意見です。110分の長丁場でいかに限られたスタミナを最適化するか、受験生自身が身体にしみ込ませることが高得点をとるために必要だと考えるからです。

さらにショックだったのは、共通テスト模試をアウェーで受験する機会のない高1・高2の下級生に無料の東進全統高テストを受けてもらったのですが、リスニングが「2倍速ですか!?」とネットで炎上するくらい酷い問題で、武者修行に送り出したつもりでしたが本当に申し訳なく思いました。(救いは当塾3人目のRでの9割突破が出たことです。しかも高2で97点、全国25位でした♪)昨年良問を出題した河合塾共通テスト模試が新型コロナの影響で中止になったのが痛かったです。

現時点では通信添削のZ会が他社を圧倒するペースで予想問題を作っています。模試をみてもベネッセの進研共通テスト模試はやや簡単すぎるし、全統共通テスト模試はまずまずの出来ですが河合の問題集は使えませんし、 頼みの駿台もあまりやる気を感じられない、過去問がない中、本当に困ってしまいますね。

何だか大手予備校でさえ「新傾向問題作るの面倒くさい。センター過去問でごまかしとけばいいや」感が漂っていて残念です。スーパーイングリッシュでは入試英語を解くのが大好きな英語万能講師が自ら解き厳選した予想問題で本番さながら110分の塾内模試を行い、生徒さんの読む・聞く体力を強化すると共に、成績管理を行っていきます!