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国公立医学科合格には戦略が重要

Jan. 03, 2023 大学合格戦略

講師は米国の公立大学トップ3にランクされるUCLAの大学院で統計学を駆使した国際リスク分散投資理論で経営学修士(MBA)を取得した。20年間の米国生活で培った英語運用力と最新のICTツールを活用したスピード感のある実戦演習が持ち味だ。また得意なデータ分析を活かして生徒さん各々に最適な志望校合格ストラテジーも無料でアドバイスさせてもらっている。第2期生までで自治医大を含む国立・官立医学科に3名合格と一定の成果を出すことができたので医学科受験戦略の重要性を述べたい。

国公立医学科の入試は1校1校異なる。同じ大学でも前期と後期入試で配点や問題の難易度が変わったり、一部の教科の配点を傾斜配点する医学科がある。違いがわかりやすい具体例を次に挙げてみると、

1.前期と後期で2次試験が全く異なる大学
★奈良県立医大は西日本の国公立医学科で最も後期定員が多い、京医や阪医の前期不合格組が復活を目指してきて合格難度は前期入試より格段に上がり倍率も高くなる。
前期2次:英・数・理(1科目)=150・150・150点(共テ:2次50%)
後期2次:英・数・理(2科目)=225・225・450点(2次重視75%)

奈良県立医大の前期は共テ重視で2次は自分の好きな時間配分で解けるユニークなトリアージ(災害時に患者の救急搬送の優先順位をつける)方式で標準的な問題が出題される。一方、後期は山梨医に次ぐ50名超の定員で単科医大特有の難問が出され、上位校を落ちた優秀な学生を採りたい奈良医の意図が見える。前期・後期で別物の入試だと考えた方がよい。

2.尖がった入試を行う大学
★広島大医学科は、岡大をはじめ4:1配点が主流の中四国の国立大の中で、唯一英語リーディング:リスニング配点が1:1のリスニング重視。鹿児島大と同様、英検準1級等の検定資格で共テ英語のみなし満点をもらえる。その上、広島医のA配点は2次の理科2科目で1200点と理科重視、英検準1級持ちなら共テ英語200点もらえ、英語+理科2科目だけで総合7割近く配点されるので、数学弱者でも受かる可能性のある難関医学科だ。

★弘前大医学科は国立医学科の中で唯一、数IIIを課さない総合問題という特殊な2次形式に代わった。21年度は英語2題の論述、22年度は国語・英語各1題の論述試験で、PCR検査やチェルノブイリ原発事故が遺伝子に及ぼした影響に関するテーマだった。化学の密度変化・CO2発生量の計算、生物分野の資料読解、数学の確率などの混合問題で数IIIは出ないようだ。複数の医専予備校が「国立医学科で最も入り易い」と宣伝したせいか?書店から弘前大の赤本が消えている。面接点(200点)を除くと共テ比率7割以上で理科が1.5倍傾斜配点されるのでマーク理科が強く英語論述力がある現役生には国立医学科最後の砦となるかもしれない。

東大理3を頂点とする最上位層を除き、国公立医学科受験において出願校は「共テ自己採点後」まで決まらない。共通テストの持ち点を最も評価してくれる大学を探して、北は旭川医大から南は琉球大医学科まで受験生は大移動する。なので模試段階の志望者順位は当てにならない。実際は第1志望校から1ランク落として出願してくる人が医学科では多く、上から降りてくる人数によっては合格ラインが確変するリスクがある。

さらに現浪の合格比率をみると、東大理3が8割以上、東京医科歯科大も7割台と難関医学科ほど現役比率が高い。現役で受かる突き抜けた最上位層には浪人しても中々追いつけないのが現実だ。予備校で時間をかけて知識を積めば何とかなったセンター試験から思考力重視の共通テストに代わってから地頭の良い現役生有利の傾向がさらに強まっている。

国公立大学医学科を目指す受験生は毎年2万人前後、その内合格できるのは5500人余り。国公立大学医学部は全国で50校あるが、後期入試を実施する医学科は定員が多かった岐阜医の廃止などさらに減少し、ほぼ前期一発勝負となった。この定員は期限が切れても延長されている増員枠を含んだ人数で、臨時枠が廃止されると倍率は激増する。これまで前期一般枠(香川医)、 地域枠推薦(徳島医)、一般枠推薦(愛媛医)、国立医学科受験者が併願する自治医大(岡山県枠)と多種多様な合格ルートで現役合格に導いてきた。医学科入試の多次元方程式で最適解を見い出す合格戦略構築も当塾の提供する付加価値である。