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2024国公立医学科への合格力(岡山編)

May. 18, 2024 大学合格戦略

今春岡山県内の高校で国公立大学医学科合格者(重複合格でき進学していない防衛医合格者を除外)を5名以上出せたのは、
1.岡山朝日29名(現役14名)塾生1名合格
2.岡山白陵21名(11名)
3.大安寺中教15名(13名)
4.津山8名(6名)
5.岡山操山7名(4名)塾生1名合格
6.就実HG6名(3名)
7.明誠特進3類5名(2名)塾生1名合格
の7校だった。その他は岡山学芸館・岡山城東・倉敷青陵が2名ずつ、1名合格は岡山一宮、岡山芳泉、倉敷天城、金光学園、玉島、笠岡で計16校が合格者を出していた。注目点は次の通り(広大福山の岡山勢は学生寮を持つ岡山白陵の県外勢とほぼ相殺されるため数えていない)

★大安寺中教の躍進
昨年11名(現役8名)と増加傾向だった大安寺中教の国医合格者数はその勢いを増し、国公立医学科に15名(現役13名)、その内容も凄く岡山医に6名(現役5名)、同じ旧六の金沢医、旧帝大の大阪医にも1名ずつ現役合格させていた。大安寺中教の凄さは東大も13名全員現役という現役合格率の高さだ。国公立医学科現役合格率も8%で全国25位と岡山県から唯一トップ30にランクインしていた。

★津山中高の復活
津山中学高校は学生寮も完備し山陽学区に通学が困難な県北地域の秀才を集める併設型中高一貫校だ。昨年は国公立医学科合格者がゼロと不振だったが、今年は神戸医、岡山医を含む8名(現役6名)合格と復活。戦略的にお見事だったのは朝日、岡白共に現役合格が出なかった鳥取医に現役生を3名も合格させていたこと。県境を接する岡山県北部出身の受験者は鳥取大から歓迎されたであろう。

★私立高特進コースが健闘
土曜も夕方まで授業をする就実HGが岡山医に3名(現役1名)を含む6名合格させていた。県内でも圧倒的な授業時間を課すので学習量から言えば当然の結果だ。地元予備校のS学院のように岡大医学科に受かると6年間の学費を出してくれる明誠学院も2019年から5年ぶりに岡山医に現役1名を含む5名合格させていた。一方、東大・国立医学部コースを持つ岡山中高は中学上位層の朝日高などへの離脱が相次ぎ国医合格者がついにゼロ名になったようだ。卒業生が50名台まで減少すると厳しい。 私立トップの岡山白陵(前年比11名減)、倉敷トップの青陵(7名減)の減少分を私立高特進コースが埋めていた。

★倉敷勢の不振
岡山大学全体の現役合格者数では岡山芳泉の5年連続全国1位を阻止したものの倉敷青陵の国医合格者は2名のみ(昨年9名)と不振だった。倉敷天城も香川医の現役1名のみで大安寺・津山と並ぶ公立中高一貫校としては寂しい結果だ。天城と同じく理数科を持つ県立玉島から関西鉄緑会生に競り勝って神戸医に合格した子は数年ぶりの天才だろう。昨年岡山医に合格者を出した倉敷南は国医合格者ゼロだった。

★私立医大との併願者の増加
翌年に新課程を控えて「浪人したくない」という心理は岡山の受験生にも見られた。医学部受験クラスが受験する岡山白陵の11名はともかく、岡山朝日、大安寺中教まで防衛医大に3名合格させていた。また上位国立医学科合格レベルの学力が要される関西最難関の大阪医科薬科や関西医大でも朝日や操山から例年以上の併願合格者が見られた。

★最上位層とその次のレベルが分断
高よびさんの岡山医前期合格15名の4名しか県内の高校出身者はいなかった模様。岡山白陵は理3現役合格をはじめ九州医2名、北海道医の旧帝医4名、岡山医に5名、岡山朝日は共テボーダー全国最高の東京医科歯科大後期で復活した他、大阪公立に2名、大阪医・神戸医に1名ずつ、岡山医は最多の14名と現浪共に最上位層が牽引したが、両校ともその下の学力層の医学科受験者が苦戦していた。凄くできる人と普通にできる人をふるい分ける共通テストの特性が現れている。また翌年に新課程入試を控え全国から地方国立医学科に降りてきたため、昨年岡山県から40名合格者を出した四国の4医学科で合格者が21名とほぼ半減した影響が大きい。最上位以下の層ではかなり数の浪人が発生したようだ。

岡山県内の高校から今年度国公立医学科に合格できたのは現浪合計103名前後(昨年度約120名)、現役生は前年と同様約60名、浪人生の合格者が15名以上減ったと推定される。現役合格率は岡山県の高校が受験する進研模試の理系受験者約3200名中2%以下となる。共通テスト開始後、県内の国公立医学科現役合格者は共通テスト開始後の4年間で60名前後なので、医学科レベルに相当する東大理系合格者も含めると英数理の理系3科目型で県内順位2ケタ台が国公立医学科現役合格圏の一つの目安となるであろう。