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共通テスト自己採点リサーチがペーパレス化へ!?

Dec. 21, 2024 大学合格戦略

駿台はベネッセと共催で高3用の駿台ベネッセ模試を実施しているが、2025年から共通テストの自己採点集計サービスであるデータネットにおいて申込、志望校判定の結果返却を河合塾を加えた3社共同で行う。自己採点結果の提出方法もWEB提出に変更となり、事前にIDとパスワードの設定が必要になる。各高校毎に紙媒体で入力し成績表も渡されていた去年までのシステムがいきなりデジタル化される。多くのご家庭でID設定など実質的に保護者が担当することになり、大学受験は家族単位では団体戦となる。

自己採点結果と志望校(河合は第7志望、駿台は第6希望まで登録可)の入力期限は共通テストの翌日、1月20日の18時が締め切りなので、入力結果はご父兄がチェックするなど家族の協力がより必要となってくる。デジタル化のメリットとしては翌週の金曜まで紙の判定表が高校に届かなかったのが水曜14時からWEB閲覧できること。今年は共通テストの試験日が18日・19日と約1週間ずれ込むタイトな日程なので、1日でも早く判定データが見られるのは有難い。

データは2社共同で収集するが、閲覧は駿台データネット、河合バンザイシステムの判定を掲載ページのトップ画面で選択できるようだ。去年までのやり方と変わってくるので早く慣れるようにしておかなければならない。幸い寂れた商店街に塾があるので競合者が少ない分、NTT光フレッツ隼の速度は速い(夕方以降になると保護者も検索するのでシステムダウンが頻繁に発生する)。

気をつけるべき点は、河合バンザイの方が駿台データネットより判定が甘いこと。当塾では共テの定員内順位、傾斜配点、実質倍率、前年の得点帯での合否状況及び記述模試結果と2次試験の難度・形式との相性など、総合的にデータを分析して推奨校を提示する(自分自身の人生なのでもちろん最後は生徒さんが決める)。また模試を主催する駿台予備校が既卒生の自己採点と実際の得点を比べたところ、何と9割近くの受験生がミスをしてしていた「マークミスは誰にもあり得ると」との前提に立ち、本番では少し時間をかけて見直しをすることが大切だ。

大安寺中教の女子さんが地元岡山大の年内推薦入試で見事合格!中3の秋に娘さんを連れてきてくれたご父兄様にお祝いのご挨拶をさせていただいた。生徒さんをお預かりして次回お会いできるのは3年後の合格された時というのが塾の宿命だ。毎年受験の最前線で生徒さんと共に戦い難関大学合格がいかに困難かを見てきた。岡山屈指の伝統校の国立大学現役合格率が昨年は4割前半(都立大、横浜・名古屋市立、大阪公立大と3つの県立医大を除きFランが多い公立大は除く)だったことが示すように、どんなに手を伸ばしても届かない目標もあるのが現実だ。高い志を持つ若者が自らの限界に挑戦し壮絶な受験競争を勝ち抜く、この奇跡の瞬間、一緒に喜びを分かち合える日が来るのを楽しみに年末も授業に励む毎日だ。今年度も最後まで力を尽くして何としても全員に現役合格をお届けしたい。