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第3回共通テスト英語本試を解いた感想

Jan. 15, 2023 英語テスト

データ分析オタクの講師の得意科目は地理で今年も地理Bの地誌がどの地域から出題されるのか注目していたが、南アジアのインドと中国の比較地誌だった。地理講師の多くが予想していたアフリカは10年以上出題されませんね。昨年科目間で差が出た世界史Bや倫理・政経が難化し、世界史Bより平均点が13点低かった日本史Bが易化したのはフェアな調整だったかと思われる。最初の科目となる社会科目で「分量が増え時間が厳しかった」との声が多く、スタートダッシュからメンタルをいかに保てたかも受験生の結果を左右したのではないかと思われる。

公表スピードが早かった順に東進・代ゼミ・駿台・河合塾の解答速報をパソコンに張り付いてフォローしていたが、英語の難易度については各予備校がチキンレースしてる感じで、東進・代ゼミ・河合塾 がやや難化か平年並み、駿台だけがやや易化と評価が分かれた。今年のリスニングはほとんど変化がなかったので、リーディングに絞って講評したい。

過去2年と同様、速読力がある人には有利で、引っ掛け問題を機雷掃海しながら10分ぐらい余して満点。去年より面倒で誤答を切るのに時間がかかった感じ。追試の方が次年度の傾向を示唆することが多いので後日解くのを楽しみにしたい。注目した配点も3点が最大、失点リスクが高くなる全部正解問題も15点分と昨年と同じローリスク設定「全部解き切れなくても5割位は取らせてあげるね」という英語作問チームからの頑張ってきた受験生への配慮が感じられた。

自ら解いた感想を言うと、分量は増えたものの学生に身近なテーマで読み易い文章が多かった。形式変化としては第5問が多くの模試で出された偉人の伝記からエッセイ文に変わっていた。文章の前半で時系列がねじれているので注意が必要。最難関だった第6問Bのクマムシの論説文、解答根拠が全文中に分散していたり、本文に書かれていない内容を推測させる出題があって手間取った人も多かっただろう。共テ英語では分量の増加に加えて時間を削り取る面倒な照らし合わせ問題、誤答を誘う推測問題、及び解答根拠の分散などを駆使して難易度を上げてきている。

最後の問題で生徒に英検準1級の過去問で解いてもらった微生物のクマムシが出た!科学論文で難度が高いが、記憶力のいい塾生は背景知識で解けたはず。第5問の物語文も模試で本試のコピー問題が多かった中、攻めていた代ゼミの予想問題で体験していたので問題なかっただろう。当塾は多種多様な良質の問題を解いてもらうアウトプット重視の実戦演習が特徴。生徒に解答根拠の説明を求めるので理解の質を上げられる。

高よびさんが早くも四国の新聞に防衛医大1次合格15名!と合格速報を宣伝していたが、23名合格だった昨年から1/3も減らしていた。岡山県の防衛医大1次合格者数3名に対し香川県16名は多いと驚いたが、内15名は高よび生だった。愛媛医の地域枠推薦でも14名を1次合格させており、後がない浪人生には出身県の医学科地域枠、防衛医大、自治医大を積極的に受験させているようだ。

本番で模試の時の点数が出ない人、それはある意味当然かもしれない。人生を賭けた試験、万一失敗したらもう1年待たなければならない。緊張して心の余裕が無くなり普段より慎重になる。分量が増えた共通テストではそんな受験生の心理的弱点を突いて時間を奪うトリック問題で容赦なく攻められる。対抗策としては解答時間の節約に努めるしかない。当塾ではスキャニング、設問の先読み、緩急をつけた読みなど、戦略的な読み方を毎週の問題演習を通して生徒の体に染み込ませていっている。