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総合型・学校推薦型入試は生成AIとの闘い!?

Sep. 23, 2023 その他

ChatGPTなど生成AIを大学入試でどのように扱うか?大学関係者の間で議論が始まっている。システムを利用すれば、こなれた文章を簡単に生み出すことができるため、特に書類選考を伴う総合型(旧AO)や学校推薦型選抜で影響が懸念されている。一般入試以外の選抜方法を通じて大学に入学する学生が半数近くに達する今、生成AIの影響で入試の形を変えざるを得ない可能性も指摘されている。

ある関東の私立大学が首都圏の高校教員を対象に開いた入試説明会で「生成AIを使いこなす高校生が現れるとそう簡単には見抜けない。入試選抜の最後の砦は面接になりそうだ」と大学関係者が話した。同大学は総合型・学校推薦型選抜に力を入れ、来年度の両選抜での定員は一般選抜の倍近く採る予定だ。関係者は、志望理由書などが生成AIで作られると、生徒本人の言葉で書かれたものなのか?判断が難しくなると指摘し「面接で問題意識を探ったり、課題図書の理解度を詰めていったりして、受験生の実像に迫る必要が出てくる」と嘆く。

文部科学省によると、2022年度の国公私立大学の入学者は総合型を経た入学者が13.5%、学校推薦型は36.2%、合計すると49.7%で一般選抜の49%を超えてきた。志望理由や高校での学習成果を文章でまとめて提出する書類選考があることが多く、生成AIを活用する余地が生まれる。

入試のでの生成AIの取り扱いについて、多くの大学は未だ方針を示していない。九州地方の国立大は「生成AI対策は今後の検討課題とする」に留めた。一方、中学地方の国立大は「特に仕様を制限することはない」とする。従来も事前提出書類は教師など周囲の大人の手が入っている前提で審査していたと言い、書類選考後の面接や小論文は電子機器を使えない環境で行うため、評価基準を大きく変える必要はないと説明する。

今年からオンラインで「総合型・学校推薦型選抜対策プログラム」を始めた河合塾によると、受験生にとって書類選考の負担は軽くない。1千語を超える文章を複数書かせたり、シラバスを参考に履修計画をまとめさせたりする大学が年々増えているという。手書きの要らないウェブ出願も増え、書類に生成AIや大人の手が入っても見抜けなくなっている。河合塾は「書類は素晴らしいけど面接や小論文がダメ」という受験生が増えると、今後の配点比重が変わるかもしれない」と今年度の選抜に注目している。

米国の大学はエール大学などアイビーリーグ8校をはじめ全てAO入試で何校でもネット併願できるので「運ゲー」的な傾向が強い。数年前にハリウッド女優が子供を有名大学に不正入学させるという事件が社会に衝撃を与えた。受験コンサルタントに巨額の報酬を払い、ボートやヨットなどお金がかかる競技のスポーツ特待生として替え玉受験させるという手口だ。富裕層の中には子供のために海外にボランティアNPOを設立する親もいるという。1点の差で決まる日本の国公立大学の一般入試は時に残酷だが世界的にもフェアで機会平等な入学試験だ。文科省大学入試室は「大学から入試における生成AIの取り扱いについての相談などは今のところないが、今後どう扱うべきかは、国としての考えをまとめる方向で検討を進めている」とする。

駿台生と対決する駿台ベネッセ共通テスト模試、35万人以上が受験する。現役生はこの模試で追いつけば伸びが加速する天下分け目の戦いで、得点開示したツイッター勢のリスニングが低かったので警戒していた。国立大附属生もリーディングは得点戦略が上手くいって95%以上が複数出たがリスニングでは振るわなかった。一方、学園祭でコロナ集団感染が出た公立伝統高は学級閉鎖で模試を延期するなど混乱していた。私立中高一貫校は春先に体育祭も終え受験一直線なのに、学校側で十分なリスク管理ができていたのか疑問が残る。受験の終盤は1日のロスも大きいので特に高3の受験生は油断せずにマスク着用も怠らず体調管理を徹底して欲しい。