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2022国公立医学科現役合格率ランキング

Apr. 30, 2022 大学合格戦略

前回の現浪含めた合格者総数に続いて国公立医学科の現役合格率のランキング(防衛医を除く)は次の通り、トップ10は国立の金沢大附属高校を除き私立中高一貫校が占めた(◎は私立)

1.◎北嶺:32%(現役合格38名)
2.◎久留米大附設:24%(45名)
3.◎東大寺学園:22%(44名)
4.◎灘:18%(40名)
5.◎東海:18%(78名)
6.◎甲陽学院:18%(36名)
7.◎青雲:17%(36名)
8.金沢大附属:16%(19名)
9.◎昭和薬大附属:16%(31名)
10.◎ラ・サール:15%(31名)

現役合格率全国1位の北嶺(卒業生119名)は過去最多の現役38名、現浪計48名を記録、北大医学科合格者数トップ(11名)も札幌南から奪った「共通テストの平均点が下がっても弱気にならず、自分の志望者順位を客観視して現実的に出願した生徒が多く現役合格した」と同校進学指導部は話す。2位は九大医学科トップ(24名)の久留米大附設、3位は阪大医学科合格者トップ(11名)の東大寺学園、4位は京大医学科合格者トップ(20名)で13位から上がった灘、5位には名大医学科トップ(37名)の東海が入った。各旧帝医学科合格者数トップの高校が現役合格率もトップ5を占め実力を証明している。

トップ10から落ちた今年の桜陰は医学科よりも東大志向だったようだ。医学科は昨年より現役・総合格者数共に減らしたが、東大理3合格者は過去最多の13名(現役12名)で初の全国1位、東大合格者数も77名(前年比+6名)その内69名が現役と現役合格率が物凄い。共通テスト・東大2次数学共に難化した影響は日本一の女子校には及ばなかったらしい「共通テストの平均点ダウンで共テ配点が高い東京医科歯科大より2次試験重視の東大理3の方に勝算があると判断した生徒が多かった」と駿台は振り返る。

金大附属が唯一国公立高校としてランクインした。教育県がひしめく北陸の最難関校だ。卒業生が117名と少ないので合格率は高く出る。正式名は金沢大学人間社会学域教育学類附属高校で全国で最も長い名称の高校である。はるばる鹿児島や山口県からも通う久留米大附設と同様に新幹線通学する隣県の生徒もいると聞く。当塾も有難いことに岡山から神戸の灘中学に通われる男子くんに先行予約をいただいている。

九州の私立御三家が揃ってランクインしたが、7位に入った青雲は生徒の約半数が寮生だ。寮生の希望者は毎年20名近く合格する地元長崎大医学科で学ぶ卒業生たちに学習支援してもらえる。同校では高2までに全高校課程を修了し高3では志望校に沿った演習や医学科では必須となった面接対策として1人最低3回は模擬面接を行うほどの手厚いサポートぶりだ。

補習科で1浪目も面倒見てくれる岡山朝日や高松高校を除き、どこかの予備校が仕上げてくれた浪人生も合わせて合格実績をアピールするのはいかがなものか?高校の実力は現役合格率で評価されるべきである。併願可能な私立大合格者数は重複合格が含まれる延べ人数だが、1人1校しか合格できない国公立大学の合格実績はその高校の真の合格力を測る良い尺度となるだろう。