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2026年度河合塾共通テストボーダー分析

Jan. 24, 2026 大学合格戦略

今日で高3生の出願校ガイダンスが終わる。共テ難化の中最低限戦える点数を執念で取り切って生還してくれたので受験する国立医学科、大学内での学科変更もありながら納得した決断をしてくれたと思う。これから高3生は各大学の2次試験に向け個別で記述英語対策に移る。各自できることは全てやり尽くして志望校の合格を勝ち取ってきて欲しい。

河合塾の共テ50%合格可能性得点率は模試が終わる毎に更新されるので最後のセンター試験だった2020年度から定点観測している。 全国の国公立医学科の昨年度共テリサーチと今年度のボーダーを比較してみると上位医学科ほど(東大理3でも3%)下がり、下位医学科は1%程度の下落で8割前後で何とか耐えている大学が多かった。つまり、物理、数学IAでも「9割は簡単にあげないけど、7割台ぐらいは取らせてあげるよ」的な真に出来る人を選別する難化だったと言える。

共通テスト開始以来5年間で2度も実施された得点調整はない予定。平均点は進学校の多い都市部から集計されるので中間発表の数字は地方の集計が進むにつれて下がっていくのが例年の傾向だ。

東大理3:93%→90%(-3%)
京都医:91%→89%(-2%)
大阪医:90%→88%(-2%)
ハム医:87%→83%(-4%)
岡山医:86%→84%(-2%)
広島医:86%→83%(-3%)
金沢医:85%→82%(-3%)
香川医:82%=82%(-0%)
愛媛医:82%→80%(-2%)
高知医:82%→80%(-2%)
旭川医:82%→78%(-4%)
秋田医:83%→78%(-5%)
大分医:83%→79%(-4%)

英語はリスニングの難化がリーディングの易化を相殺し総合で前年と1%前後の差だった模様。 上記のデータでもR:L=1:1配点の広島医は前年の共テ比3%下がったのに対し、4:1配点の岡山医は2%下落に留まっていた。 1:1配点の医学科ではクマ出没で避けられた?秋田医が5%と最大の下落となり、4%下落した旭川医・弘前医と共に78%の国医最後の砦を形成、大分医も福井医と並ぶ西日本最低の79%と北も南も難化したリスニング重視の大学で国公立医学科の聖域だったで8割を割り込んだ。確率ができる医学科受験生は1%でも合格可能性が高い大学を狙ってくる。大荒れの今年は北は旭川医大から南は琉球大まで例年以上に全国を股にかけた医学科志望者の大移動が展開されるだろう。

21年から難化が続く生物と物理のパランスを取るかのように今年は物理が大幅難化 (前身のセンター試験を通じて過去37年間で最低平均点) して予備校に溜まっていた生物選択の浪人生も生物有利で浮かばれるのではないだろうか。文系科目では世界史・日本史の融合分野となる歴史総合が追加された歴史は昨年世界史が日本史より10点近く高かったが、今年は数年ぶりに世界史を難化させて差を埋めてきた(残念ながら塾生の文系さん達が被害に遭った)。地理は8割以上とるのが困難な科目で、県内公立トップの岡山朝日でも9割台が1名だけと苦戦していた。

新課程2年目の共通テスト第1日目は大票田の国語、最後のリスニングで難化、2日目は朝から史上最強の物理で受験生のメンタルを破壊し、化学も道連れにされた人にお昼を挟んで数学IAで1発目のダウン、最終科目の情報Iでダメ押しのノックダウンという残酷さだった。波状攻撃に耐え抜いた強いメンタルを持つ人達だけが何とか息している状況だ。前期では90%の東大理3が唯一の9割台、89%の京都医、88%の大阪医、東京科学(旧医科歯科)医の4校が全国最難関だと言えるだろう。日本最高の共テボーダーは東京科学医・名古屋医後期の92%。募集廃止が相次ぎ定員300名足らずとなった医学科後期は倍率が上がり、三重医・鹿児島医後期が88%、山口医・琉球医後期が87%と共テ難化でも前年比変わらず旧帝医レベルでA判定出てないと共テ比率7割以上の地方医学科後期合格は困難だろう。ますます国公立医学科入試は前期一発勝負となっている。全国最低ボーダーはクマ騒動且つ英語1:1配点の北日本グループ秋田医・弘前医・旭川医大の78%、西日本でも英語1:1配点の大分医と豪雪地帯の福井医が79%と2年ぶりにボーダー8割以下の国立医学科が復活した。

今回の共通テストでは理数科目に加え200点ある国語が難化した影響も大きく、東大理3を始めとする旧帝医学科でも3%前後下落し、旧六医大でも英語1:1の金沢医が3%下落した。北や南の1:1配点の地方医学科はボーダー8割割れしたが、広大以外は英語4:1配点が主流の中四国の香川医・鳥取医は前年比変化無しと人気だ。中堅~下位の国公立医学科ではB~D判定が10点刻みでタイトな得点帯にぎっしり受験者が密集し、2次試験での少しのミスで逆転が起こる壮絶なバトルが予想される。あまり共テで差がついてないので大問1つミスると共テの50点リードなど一気にふっ飛ばす破壊力のある数学、実力差が出る理科の2次力が合否を分ける。緊張する初日の国語・英語ペアから2日目の理科・数学ペアまで先攻科目が難化しメンタルやられた人は得点しなければならない後攻科目も道連れにされる非情なセットだった「新課程2年目は難化」のジンクスは継承されたようだ。予備校に溜まっている2次力のある生物選択者が数年ぶりに反撃の狼煙を上げるだろう。

今年は我が塾に真の理系受験生が存在する。共テ9割超えて「ギリ耐えました」と不満そうに報告してくれた広福くんだ。理科が得意な彼は模試では第1解答科目を物理にしていたが、問題を一読した瞬間「今年の物理はやばい!」と危険を嗅ぎ分けて化学から解いたらしい。結果として逃げた物理が9割半ば、8科目中偏差値最高の74、同じく難化した数IAも9割で偏差値72出していた(英語Rは満点でも偏差値65、通常本番で70以上は出ない)。当塾では早朝の頭がすっきりした時間に英語の音を叩き込む。速読力をつける音読も日々のスキマ時間を使った自学自習を奨励し生きた英語を身体にしみ込ませて塾生は体験値を積み上げることによって高3の受験時には自然と正解の匂いが嗅ぎ分けられるようになっていく。広大福山の共テトップは9割半ば近く取った東大理1志望の「大学への数学」上位常連くんだったそうだ。共テ比率=20%の日本で最も共テが要らない東大志望者が余裕で9割近い高得点を取る一方で、共テが必要な地方国立医学科志望者層が難化にやられて8割前後に密集する得点分布は学力の暴力に映るが日本の国公立大学入試はおそらく人生で最後のフェアな勝負だ。子供の頃から目指してきたゴールまであともう少し、少しでも気を抜いたらみんなと同じように努力してきた全国のライバル達に負けるよ。自分を信じて最後まで走り切って下さいね!