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大学入学共通テスト対策塾

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2つの共通テスト模試を解きました!

Jun. 16, 2019 英語テスト

ほんと先週はお疲れ様でした。英検から共通テスト模試まで4連戦という生徒さんもいましたからね。疲れも見せず涼しい顔で塾に来てくれた女子さん、タフですね。何と6/9は河合塾&東進の共通テスト模試と駿台全国模試がぶつかりました。3大予備校さんてコミュ力無しですね。徳島で教えている生徒さん、6/9は駿台高2模試の校内受験と被ってしまい、残念ながら申し込んでいた河合塾共通テスト模試は受験できませんでした。「もーう!直前対策してきたのに!」と怒っています。この悔しさを10月の東進模試にぶつけてくれることでしょう。

岡山教室の生徒さんからもらった東進高2共通テスト模試筆記リーディングを四国に帰る電車の中で解き、河合塾模試(高1・高2共通問題)との比較を行いました。河合塾200/200点、東進は筆記のみ98/100点でしたが、個人的な感想は、
問題の質:河合塾>東進高2
難易度:河合塾<<東進高2
独創性:河合塾=東進高2

河合塾大学入学共通テストトライアルはさすが河合塾の講師陣が半年かけて作問しただけあって良問揃い、明確な解答で異議はありませんでした。満点阻止問題(引っ掛け問題)も2点分ぐらいしか見受けれませんでした。対して解いたばかりの東進模試は満点阻止問題が21点分も埋まっていました。

東進の問題は民間模試でよくある、あまり時間をかけて練られていない「雑な」問題でしたね。上智外英の後輩安河内先生、10月の第2回模試はもうちょっと丁寧に作問して下さいね。講師が2点落としたのは兜の折り紙は何回折ったら完成するか?の問題。英語長文を解くには一般教養が必要とよく言われますが、折り紙は子供の時から大の苦手、逆に折り紙得意な人は英文読めなくても正答できたのでは?それって英語の問題?とかディスりたくなりますが負け惜しみはやめておきます。あと東進さん、リスニング問題の音源公開お願いします。河合塾はHPにUPされていたのでリスニングも解けました(勿論100点満点)が、東進は解答解説のみ公開。衛星予備校に成績表取りに行ったら勧誘するくせにケチらないで下さい。

難易度で東進に軍配を上げたのは、英文が読めただけでは正答できない、現代文のように深い読みを要される問題。もはや受験英語塾で「暗号解読」みたいな下線部訳の問題ばかりやっていても対応できませんね。時系列の伝記的文章で、出てくる順番通り並べたら引っ掛けられるなど、機械的なリーディング手法では点が取れない問題もありました。Twitterで得点開示している自信満々の生徒さんの得点を見ても英語は160点以上取った人がいなかったので平均点はかなり下がるでしょう。

残念だったのは河合塾も東進も大学入試センターが試行した第2回プレテストの問題を忠実に再現していただけだったことです。2021年1月の共通テスト本番でプレテストと同じ形式が出題されるとは限らないし、大手予備校だったらもう少し独自の問題を作問する努力をするなり創造力を発揮してもらいたかったですね。まあ誰も予想できませんので仕方ないかも。

スーパーイングリッシュでは英検準1級、GTEC、TEAP、TOEICなど民間検定テストからも良問を厳選し、できるだけ多様な問題を体験してもらうことによってどんな英文をぶつけられても対応できるように生徒さんを鍛えています。良問、悪問(どっちも正解じゃない?のような問題)のブレが大きい東進共通テスト対応模試ですが、傾向分析はバッチリですので10月の第2回模試に向けてペースを上げていきます!